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『“文学少女”シリーズ』(ぶんがくしょうじょシリーズ)はイラス
ト竹岡美穂、野村美月によるライトノベル作品です。
まあ、ラノベはあまりマイナー嗜好ではないからな。この文学少女シ
リーズはベテラン野村美月によるラブサスペンスである。
……サスペンスなのか?
まあ、ラブコメではないな。ツンデレとヤンデレが多いが。野村美月
と言えばバットダディやうさこいなどラブコメが多かったが文学少女
は一巻の巻末に書かれている通りのビターな仕上がりである。
なんと言っても一番の売りは繊細な心理描写である。基本的には一人
称視点で主人公、井上心葉はちょっとギャルゲ主人公体質な高校生。
実は中学生の時に作家としてデビューして大ヒットになった小説を書
いた作者なのじゃが、とある事情で深い心の傷を負っている。
二度と小説は書かない、と誓った心葉なのじゃが、自称”文学少女”
の天野遠子の秘密を知ってしまい文芸部に強制入部させられ毎日三
題噺を書かされる事になってしまった。
この遠子先輩は困った事にトラブル好きで様々な事件に首を突っ込ん
だり巻き込まれたりする……と、言うのがあらすじである。
三題噺って何だ?
三つのキーワードから即興で作られる短い小説である。本来は落語用
語なのじゃが、文学少女では別にオチをつけたりする訳ではなく単に
短編を書いているだけらしいな。
この三題噺の内容が具体的に語られる事は無いのじゃが……結構面白
そうな、と言うより滅茶苦茶な内容である事も多いらしい。まあ、遠
子先輩も結構無茶振りしてるのじゃが。
自称”文学少女”の遠子先輩じゃが実際多くの文学作品を熟読してい
て眼鏡ではないが三編みで見た目も文学少女っぽい。
が、トラブル好きだったり行動的な面も多く見受けられ、クライマッ
クスで毎回「文学少女よ」と自己主張の激しい登場をするので生粋の
文学少女と呼ぶには怪しい。
最も、彼女の行動的な面は親しい人物でないと知らないしトラブル好
きではあってもトラブルメーカーではなく単にお節介と言った方が正
しい。
あらゆる意味で”文学少女”シリーズの中核を成す存在である。他に
も……ネタバレになるので具体的な紹介は省くが個性的で魅力的なキャ
ラクターが多い。
このライトノベルが凄い2009年で2位以下を圧倒的に突き放し堂々の
トップを獲得し、劇場版の製作まで決定していたりする。現在はまだ
キャストが本決定していないようじゃが……実に気になるな。
九巻で完結しているが現在二巻の短編が出ているのでもうちょっと続
くかもしれん。結構長いのでアニメ版の製作も期待されるが……まあ、
劇場版の出来次第かもな。ではまた来週。
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