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昔、「吸血鬼」が流行した時代があった。様々な吸血鬼が生まれ、忘れ
去られていった。彼らは不死の存在であるが、「忘却」とはそんな彼ら
すらも殺しきる事ができる手段である。
死とは、単に肉体活動が停止しただけに過ぎん。だれかの記憶に残って
いる限りはソレは存在し、生き続ける。
始まりある物は全て終わりが来る。だが、死とは過程に過ぎず忘却こそ
が真の意味での存在の終わりと言えよう。
今回のお題は、そんな時代に生きた作品「HELLSING」である。
いや、今最終巻を読み終わった所でな。なんとなくシリアルな気分に
なってみたのじゃよ。
うむ、シリアルだ。
ああ、シリアルだ。
――私には理解しかねるので手短にいつもの役をこなしておきます。
『HELLSING』(ヘルシング)は平野耕太の漫画作品です。少年画報社の
月刊漫画雑誌「ヤングキングアワーズ」に連載されていました。また、
外伝『THE DAWN』がアワーズの増刊号で掲載されています。
1巻につき1年というどこぞの魔法学園物並みのペースでの発売であり
ながら独特の台詞回しや個性的なキャラクターにより人気を呼んだ一品
である。
特に、「諸君、私は戦争が好きだ」から始まる一連の台詞が特に有名で
あるな。様々な作品で引用されている名台詞である。超長いが。
引用っていうかパロディだがな。
人気が本格化したのは先の台詞を言った「少佐」が登場するミレニアム
編以降である。まあ、全10巻のうち半分以上がこのミレニアム編に該
当してしまう訳だが。
少佐登場後からは作中時間が非常に短い。つまり、なかなか話が進まない。
長台詞が多い一方で全く台詞無しの描写のみも多く、実に話が進まない。
しかも1年に1巻ペースなのでなおさら進まなく感じる。
と、いう訳で一部で盛り上がるも徐々に沈静化、他の吸血鬼を題材にし
た作品の乱立等もあり吸血鬼と言うジャンルその物が廃れていくなかで
ヘルシングも打ち切りになるのでは無いかと思っていたのだが……
10巻できちんと完結したので一安心である。ある意味、最高レベルの
焦らしプレイだった。
ちなみに、2001年にGONZOがアニメ化してるんだが大人の事情も
あってかミレニアムが一切登場せず、前作に相反した点が多いので完全
な別物として認識されている。
まあ、キャスティング等は概ね好評だったし、そもそも原作が完結して
いない状態でのアニメ化だったで仕方なかったと言えば仕方なかったの
かもしれないが。
全く、原作完結前のアニメ化は詰めがオリジナルになるのでロクな事に
ならない……
……話がずれてるぜ。まだ背景情報しか聞いてないぞ。
うむ、あらすじとしては幾つかのメインテーマが挙げられる。
一つは「ミレニアム」との戦い。主に吸血鬼であるアーカードを中心と
した戦闘である。後述するセラスがメインになる事もある。
一つは「ヘルシング機関」の存在。反キリストの化物から護る為の組織
でインテグラが当主を務める。こちらは政治的な面など水面下での戦い
が多いと言えるのかの。
最後は「セラス・ヴィクトリア」の存在。第1話でアーカードに血を吸
われた新米吸血鬼の物語である。
アーカード、インテグラ、セラスの三人が主人公と言えるのだが、やは
り印象的なのはアーカードじゃな。底知れない化物級の強さが最大の魅
力と言っても過言ではない。
また、ミレニアムのトップである「少佐」のカリスマ性も非情に魅力的
だ。前述した「諸君、私は戦争が好きだ」の大演説の他にも多数の名台
詞を延べる。
今ならブランク無しで全10巻を楽しめる訳じゃな。まあ、マンガ喫茶
辺りで探してみると良い。
と、言う事でまた来週。
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