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ルルティア
「なんだ、普通にサーバーあったのか……つまらんのう」
メルティア
「まだそうと決まった訳ではありません。寧ろ、事態はより深刻な事になっているかもしれません」
ルルティア
「む……どういう事じゃ?」
メルティア
「サーバーがあったのは大規模な研究所です。この事から営利目的では無い事は明らかです」
恋華
「Webマネーの大量投入で荒稼ぎされただけって事は無い訳だ」
メルティア
「もう一つは、この研究所が警備が厳重な”一般人”によって管理されている事です」
ルルティア
「……成程、確かに厄介な事になっているかも知れんな」
愛華
「つまり、この研究所は”一般人”が何らかの超常の力を研究していたってことになる訳ね」
メルティア
「恐らく、そう考えて間違いないかと」
恋華
「相手が一般人ならお前達の出番じゃないのか?」
ルルティア
「いくらなんでも規模が大きすぎるのう。ここまで巨大な施設を我々だけで制圧するのは無理じゃよ」
メルティア
「そうですね。全てが表沙汰になってしまっていますから既に私達の手に負える範囲を超えています」
ルルティア
「ま、一能力者として参加する事は出来なくも無いがそれこそ我々である必要は無い。他の連中に任せよう」
ルルティア
「それよりも……アメリカ人の研究員というのが何ともキナ臭い話じゃのう」
メルティア
「MMO市場なら日本より韓国の方が大規模です。単に新しいMMOの捜索を目的としているならば日本で行う意味はありません」
恋華
「つまり、日本で実験を行う必要性があった訳だ」
愛華
「そう、この超常の力が集まりやすい日本でね」
メルティア
「やはりメガリスか来訪者、或いは別系統の能力者の関与が疑われます」
ルルティア
「なあメル。”草原の狼”で銀誓館より先にサーバーのデータを調べることはできないか?」
メルティア
「――銀誓館にバレたらただじゃ済みませんよ?」
ルルティア
「何、バレなければいい。できるか?」
メルティア
「――このまま負け続きというのは私としても――不本意ではありますしね」
恋華
「危ない橋が好きだなぁお前らは」
メルティア
「成果は余り期待できませんよ? ”草原の狼”は志向性ハッキングツール。目的の物が分かっていなければ効果はありません」
ルルティア
「駄目元でかまわぬよ。何せ、サーバーのPCが300代では普通に調べようとしても時間がかかりすぎる。だからこそ銀誓館は破壊を選んだ訳じゃが」
恋華
「で、お前はそれが納得できないと」
ルルティア
「当然であろう? 奴らが何を研究していたか……知りたくないか?」
恋華
「やれやれだ、興味本位で首を突っ込む気にはならないな」
ルルティア
「なに、我等が調べた情報は我等だけの真実。それを表沙汰にしなければ問題はあるまいて」
メルティア
「独断でそのような事を行うのはどうかと思いますがね」
愛華
「まあ、私達には関係ないわね」
ルルティア
「ああ、お前たちには関係無いな」
恋華
「……全く、気をつけろよ?」
ルルティア
「面白い事が判ったら少しくらい教えてやっても良いぞ?」
恋華
「期待はしないでおくぜ」
ルルティア
「ではまた来週」
愛華
「明日からは通常営業予定よ。また明日!」
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